主人公「親父からもらったこの家・・・そろそろ手放さなきゃいけない時がやってきたかもな・・・」
主人公N『3年前に親父が亡くなり、実家を相続したのだが、思い出もあるため中々手放すことが出来なかった』
主人公「本当は手放したくなかったんだが・・・俺が遠方にいるから中々メンテナンスもできないし、何より固定資産税もかなりかかる」
主人公「相続っていうものを舐めてた・・・。こんなにお金がかかるとはな」
主人公「でも・・・どこの不動産会社に相談したらいいのか・・・」
友人「おーっす!久しぶり~!全く、こっち帰っているんなら早く連絡寄こせよな~?」
主人公「悪い悪い。色々と忙しくてな・・・」
友人「忙しいってなんかあったのか?」
主人公「実はな・・・」
友人「え!?実家売ろうと思ってる!?」
主人公「そうなんだ・・・管理も出来ていないから庭の草もボーボーだし、固定資産税もかかるし」
友人「なるほどな・・・」
友人「あ!だったら“株式会社エステートナビ“って不動産屋、調べてみな?」
友人「対応もいいし、どうしたらお客さんにとって最善の選択になるのかをしっかりサポートしてくれるから」
主人公「ありがとう。調べてみるよ!」
主人公「ここが“株式会社エステートナビ”か・・・確かに。あいつの言う通り良さそうだ!早速問い合わせをしてみよう!」
主人公N『夜も遅かったため、俺はホームページのフォームから問い合わせをしてみることにした』
板木「はじめまして。株式会社エステートナビの板木と申します。本日はよろしくお願いします」
主人公「こちらこそよろしくお願いします」
主人公N『問い合わせから数日後、板木さんが家に訪問。家を査定してもらった』
板木「お庭の草凄いですね・・・」
主人公「あはは・・・お恥ずかしい‥。私は遠方で家族と暮らしておりまして、中々メンテナンスもできなく、この通りです・・・」
板木「そうだったのですね。ご自宅はどのようにしたいとお考えですか?」
板木「提案の一つとしてですが、すぐに売るのではなく、庭の草木を綺麗にして賃貸として貸し出すこともできますが」
主人公N『売却だけではなくどのような使い道があるか、板木さんは色々な提案をしてくれた。最初は賃貸で貸すのもありだな・・・と思ったのだが、賃貸で貸すとなればどっちにしろ頻繁なメンテナンスやその他管理することが増えてしまう』
主人公「せっかくご提案いただいたのですが、今回は売却することにします」
主人公心の声(売却して新しい人が住んで大事にこの家を使ってくれた方が、きっと親父だって喜ぶはずだ)
板木「かしこまりました。では売却のために手続きに入らせていただきますね」
主人公「はい、よろしくお願いします!」
主人公「今日でこの家ともさよならか・・・。もう来れなくなると思うと、やっぱり少し寂しくなるな・・・」
主人公N『家は無事に売却することが出来た。中に置いたままだった荷物を全て片付け、何もなくなった家の中を見渡す』
主人公N『大学卒業までずっと家族で暮らしていた家だ。寂しくないわけがない』
主人公「でも、これで良かったんだ」
主人公N『この家とはもうさようさならだけど、この家で暮らした幸せな思い出は永遠と俺の心の中に刻み込まれているのだから』
主人公「今までありがとうな、親父」